映画「サイレン」

ブラウン管の向こう側は美人だらけというのはこれ近代人の常識だが、映画館のスクリーンの向こう側もかなりのものである。昨日T中氏とともに観に行った「サイレン」でその思いを新たにした。

まず主演の市川由衣。美人であることは当然わかっていたわけだが、これまで特にひっかかるものはないという感じであった。
しかし、この娘、デニム映えする!私の中で化けた。赤い実はじけた。特に、最初の「夜美島」に向かう船上でのスカート姿は白眉。さらにいうなら、佐伯日菜子ほどではないにせよ、ホラー向きの顔してる。こりゃあ今後そっち方面に引っ張りだこになるかもよ?

次いで西田尚美。「夜美島」の島民として登場。個人的に十指に入るくらい好きなんでもう出てきた時点でチケット代1500円のモトはとったという感じ。この島の連中は「異人」の末裔という設定だからか、どこか東南アジア的な雰囲気(ていうか衣装)をまとわされてる役者が多いのであるが、その中でも西田はハマってる。やっぱり変な服が似合う。普段からこんな服なんじゃねーかと思うくらいである。

[以下は、深津絵里西田尚美紺野まひるというグラデーションが成立していることを前提に読んでね。女性好感度右下がり的な。]

西田尚美の認知度、私の周囲ではそれほど高くないようなのだが、「小早川〜」効果で今、日本中が紺野まひる再発見の動きを見せている(「てるてる家族」の時は、石原さとみという核弾頭クラスの衝撃があったため誰も気づかなかったから)という追い風の中、同系統の西田尚美にもがんばってほしいと思ってやまない。

さて話を戻してサイレン。「妖怪大戦争」からの流れかどうか知らない(だって「妖怪大戦争」はみてないからね)が、赤い服を着た謎の女役で高橋真唯が出演している。以前スピリッツのグラビアで見た時は「鼻の形が微妙じゃね?」というようなことを思った覚えがあり、私の中では堀北真希の亜流的な印象しかなかったのだが、それは大きな間違いであり、立派な美少女であった。我が身の不明を恥じるばかりである。という反省をもって本日は以上。