ドラマ『医龍』をみる。
以前i澤氏とも話したのだが、ドラマ版と原作の最大の違いは夏木マリ演じる鬼頭笙子というキャラクターだろう。ドラマを11回におさめる方策として鬼頭と国立の役割を一キャラクターにまとめたものと思われる。夏木マリの迫力は十分なのだが、それなりに力を持った女の教授が医局にいることによって「加藤のジェンダー的孤立」という、原作を貫くテーマの一つが薄まってしまっているのだ。これは正直残念。
単にドラマだけみてればけっこう面白いんだが。あと2回でどう着地するのかにはかなり興味がある。