クリストファー・ノーラン監督『ダークナイト』渋谷シネパレスにて

9日夜。観賞後に何かしゃべりたくなること必至、ということでOを呼び出しての2度目。2回観たことで個人的に気づいた点を列挙。
アーロン・エッカート(『サンキュー・スモーキング』の主人公ね)のザ・WASPな感じの顔はハービー・デント役にずっぱまり。
・レイチェルとアルフレッドが二人で話すくだりは秀逸。アルフレッド側からのレイチェルの呼称(ミス・ドーズと呼んだりレイチェルと呼んだり)の変化が二人の直接の距離だけでなくバットマンに対する信頼度の違いなんかも象徴してたりする。
・ともあれ、レイチェルは「くそビッチ」。だいたい、美人か?
・ジョーカーとデントがどっちもhalfって単語をかなり印象的な場面で使ってる。
Oの指摘で重要だと思ったのは、
・ジョーカーとバットマンはどこが同じでどこが違うか。とくに違うほうがどうなってるのかは考えるべきテーマ
・検事ハービー・デントは変化したかしてないかっていうと変化してる。それは境界線(魚住的な意味で)をはみだしてしまうから。
・ジョーカーは狂言廻しで、バットマンとデントが主人公という構造。
などか。平日だし30分くらいしゃべったら帰るつもりだったが、結局1時間半近くしゃべって終電で帰宅。

前回はちょっと微妙な評価をしたけど、おもしろいのは間違いないのでみんな観るといいと思った。渋谷では来週もやってるぽいよ。