週刊ヤングジャンプ」より「ハチワンダイバー」。右角というキャラがミッシェルの『High Time』で言葉の正しい意味においてテンションを高めるという回。ミッシェルガンエレファント論を集めた本を作るとしたら絶対に収録すべきだと思うくらい『High Time』というアルバムを的確に解説していると思う。中3で初めて聴いたときの、あの「理屈抜きに啓蒙される感じ」がよみがえってきた(ドラッグやってる人みたいなこと書いてるな)。ミッシェル好きな棋士行方尚史について書かれた「将棋世界」の文章とかもきっかけになってたのかしれないが、柴田ヨクサル自身ミッシェル好きじゃないとこういう描き方にはならないんじゃね?と思う。
ところで立ち読みしてるとき、ハンターハンターでモラウがハギャ(あいつがハギャだよなたしか)と戦うときに「なんちゃらというバンドのサードアルバムがコンセプチュアルで超クール」とか言うハギャをみて「戦りづれえんだよな…趣味のあうヤツとはよお」みたいなことを考える場面を思い出したことによって思い出したのだが、幽白にも似たやりとりがあったよね。樹が仙水に殺されかけたところで、樹「明日まで待ってくれないか」仙水「なんで」樹「あしたヒットスタジオに戸川純が出る」仙水「…オレも毎週見てる」的なとこ。「オレも毎週見てる」って言ってるときの仙水の表情が読者からは見えないように描かれていた記憶があって(たしか仰向けになってる樹を見下ろす仙水をさらに俯瞰するみたいな構図だった気がする)、冨樫うめえと思った。あと戸川純を冨樫が好きなのはたぶんガチの話だろうけど、読んだ当時は戸川純?誰?と思ったことなども思い出した。支離滅裂。正しいサラリーマンは寝てる時間。もしくはしっかり寝てちゃんと起きてる時間。