3日は筑駒の文化祭に行ってきた。演劇部の「マクドナルド会議」という劇を観るため。

行こうかなとは思っていたのだが、うっすら寝たり起きたりを繰り返しているうちに上演開始に間に合うかかなり微妙な時間になる。走って電車に乗ってまた走って筑駒に向かう。途中、物理的には筑駒に向かっているが、もっと抽象的な意味において自分はいったいどこに向かっているのか、と一瞬考えるがすぐ考えるのをやめる。そうでもしないと、3連休の最終日にOBでもなんでもない学校の文化祭に行って知ってるやつが一人もいないオリジナル台本の劇を観るなどできないだろう。
駅からは迷うことなく筑駒に初上陸することができたわけだが、開演時間は迫っている。会場は探すよりひとに訊いたほうが早かろうと思い、パンフレット配布所を覗くと、中にいた高校生が河出文庫の『差異と反復』を読んでいた。なるほどこういう連中がいるのが筑駒なんだなあと四方田犬彦の『ハイスクール1968』を想起しつつ思う。その高校生に教えてもらいまたダッシュ。会場の前には長蛇の列ができていた。開演に間に合ってひと安心。会場に入ってあたりを見回すと、小学生+その父または母という感じの客が多い。山手城南地区大会で観たものをそのままやってこの客層にウケるのかどうか、と思っていたらはじまった。

どんな内容かというと、「中高森林浴を愛する会」という団体(おそらく部活動)のメンバーが、文化祭で何をするか、という議題についての会議やら何やらをマクドナルドでしている場面が延々と続くだけのもの。主要登場人物は5人。以下細かく振り返りつつ感想的なことを書こうと思うが、あまりに長くなりそうなのでいったん寝ます。以下未完成。
とりあえず登場人物の出入りでシーンを分類して何が起こっていたかを書き出してみると、
1、カギヤマとオオイシ
オオイシが「許せない」と言って出て行く。

2、オオイシ去り、カギヤマとゴトウ。
ゴトウがカギヤマに「オレ最近彼女できたんだ」話。ゴトウの彼女は身長149cmくらい、ちょこまかした感じ、人間としてまとまっている。カギヤマ、それはほんとうに彼女なのか、脳内じゃないのか、2Dじゃないのか、友達以上恋人未満的なノリなんじゃないのか、などの質問をする(このへんの畳み掛けはおもしろいが、小学生はほとんどノーリアクションだった)。ゴトウは「彼女と部活と勉強をすべて両立させることはできない」という理由から、文化祭が終わったら部活を辞めようと思っていることを伝える。カギヤマも、オオイシの勧誘に失敗したら部活を辞めようかと思っている的な話をする。ゴトウがその理由を尋ねると、カギヤマは濁す。

3、ツジ登場。カギヤマとゴトウとツジ。
4、カギヤマ、森林浴アロマを買いに退出。ゴトウとツジ。
5、ニシオカ登場。ゴトウとツジとニシオカ。
6、カギヤマ、ファブリーズを買って登場。カギヤマ、ゴトウ、ツジ、オオイシ揃う。


以上からわかる登場人物プロフィール
カギヤマ:中3。
オオイシ:中3。「中高森林浴を愛する会」に入部するようカギヤマによって勧誘されている。生物部に入っていたが、やめた。
ゴトウ:高2。部員。最近、通っている塾で彼女ができた。受験も近いため、文化祭が終わったら部活を辞めるつもり。無駄な嘘をつく。
ツジ:高2。部長。
ニシオカ:高1。部員。次期部長。自治会委員を掛持ちしている他、ボランティア活動などもしているらしい。自己主張が強いタイプ。