先週の日記

先週は話のタネになりそうなことをいろいろ考えた気がするので忘れないうちにメモしとく。
17日。会社行って仕事した。帰って寝た。
18日。会社行って仕事した。帰って寝た。
19日。会社行って仕事した後、I澤とS亭の新メニューを食いに行く。金の担々麺。通常メニューと比べると胡麻ダレ多めのスープ少なめの感じだろうか。とろみが強いイメージ。あと、他メニューには入ってない松の実・クコの実・韓国海苔などがトッピングとしてのってて楽しい。また食いたい。その後、某居食処に移動して自分たち及び冨樫の近況について話す。途中からU山氏合流。マイボス、タイガー&ドラゴン、ポッキーのCMなど。タイガー&ドラゴンにおける伊東美咲。大根役者であるが、下手な演技をしている女優みたいな生き方してる女っているよね、という意味でのリアリティがある。ポッキーのCMに出ている金井亮子こと忽那汐里のダンスについて。新垣結衣のCMが成功したのは化学変化みたいなものであってあの手法自体が優秀なわけではないことを正しく認識すべき。オダギリジョーのカリスマ性はどこにあるのか。など話して終電近辺で帰宅。寝る。
20日。起きたら『ピンポン』のことを考えていた。『ピンポン』は敗者を描いたマンガだと言われるが、では結局誰が一番の敗者なのか? と考えたとき、プレイヤーとして卓球を続けたドラゴンだと言えるのでは(このマンガに勝者はペコしかいない。そのペコと同じ土俵に上がり続けるという意味において)。これは、アクマの涙(@トイレ:ドラゴン「卓球は自分のため」アクマ「何だそりゃ」→「あっち行ってろムー子。…少し泣く」)に対して責任を取ったってことなんじゃないのか。などと思いながら会社へ行く。仕事。帰って寝る。
21日。会社行って仕事した。帰ったあと11時前くらいに寝てしまった。
22日。K部氏、M藤氏と会合。本を読んでしゃべろうという会だが、当日の朝、誰も読み終わっていないという状況。私は他の誘惑から隔絶された環境を手に入れるため外出、某喫茶店にて驚異の集中力を発揮。トップスピードは1000字/分くらいのようだ。やはり読書はそれにどっぷりと浸っているときがいちばん楽しい。途中遅らせた集合時間の3分前くらいに読み終わり、ほぼジャストに集合地点に。某喫茶店にて会合。2時間弱、読んだばかりの小説の話。やはり読書は読んだあと人としゃべっているときがいちばん楽しい。その後場所を移動して飲む。次回の課題図書を考えるなど。やはり読書は次に何を読むか考えているときがいちばん楽しい。3時間半くらいしゃべって帰白。ゾンビの頭を吹き飛ばしたり、倒れたゾンビにめったやたらに切りつけたりする残虐ゲームを楽しんでいるひ氏をしばらく見学してから寝る。
23日。続きは後日!
[以下追記]

贖罪〈上〉 (新潮文庫)

贖罪〈上〉 (新潮文庫)

贖罪 下巻 (2) (新潮文庫 マ 28-4)

贖罪 下巻 (2) (新潮文庫 マ 28-4)

起きて前夜の熱を思い出しながらマキューアン『贖罪』をぱらぱら。繰り返し登場する収縮のイメージ、どこかちぐはぐなタリス家(建物自体)のイメージなどを拾い読みする。このとき土屋賢二森博嗣の対談本の話を思い出した(この日の日記http://d.hatena.ne.jp/chewing-gum/20070317に引用した部分)。小さな社会を作ろうとする、ってところにひっかかったのだと思う。あと、これも前夜思い出したブルボン小林の藤子A論を再読。すこし泣く。その後いったん帰宅して洗濯など雑事。ネットサーフィンしていたら「山岡『このニシンのパイは出来そこないだ。食べられないよ。』」という、美味しんぼジブリを掛け合わせるネタスレを発見、時間を浪費する。しょうもないネタが多いが、

湯婆婆「この中からおまえのお父さんとお母さんを見つけな」
雄山「私はこの中から選ばない」

及び、

カンタ「おまえんち、美っ食倶〜〜楽部!!」

は超秀逸。自分が考えたことにしたいくらいである。などと考えているうちに飲み会の時間が迫ってきたので移動。移動の電車の中では文化系トークラジオLife番外編を聴く。タナダユキ監督と新作を語る的内容。私はタナダ作品を一本も見てないが、この監督と趣味が近いであろうことはなんとなく予測していた(だからこそあまり映画を見る気が起きないともいえる)。番組中で、次にやってみたいアイディアを尋ねられたタナダ監督は「安田弘之さんの『ちひろ』という漫画を映画化してみたいけどまたR指定ついちゃうだろうしスポンサーはつくかわかんないしどうかな」的に答えていて、それは実現したら是非観たいと思った。女性があの作品をどう読むかにはけっこう興味がある。しかしこれまで貸した女性二人には私の人格を否定されてしまったのでちゃんと感想を聞けていないのだ。というようなことを考える。で、渋谷でN山先輩、O本と飲む。4時間以上店にいたのでいろいろ話したはずだがあまり覚えていない。堺雅人がかっこいい話とか福山すげえ話とか。個人的には横浜聡子監督『ちえみちゃんとこっくんぱっちょ』を観た人と話を出来たのが非常によかった。あの映画の冒頭部、「青森の春は汚い。なんとなれば冬の間は雪が覆い隠していた犬のフンとかなんやかやの汚いものが雪融けとともに顕在化するから」みたいな内容のナレーションからはじまり、そのイメージが全体の構造と呼応していく様子は鳥肌もの。「都会から来る手紙」や「女の子同士の殴り合い」みたいな『ジャーマン+雨』と共通するモチーフを扱いつつよりプリミティブな感じとでもいおうか。『ジャーマン〜』ではポップさに昇華されてしまって見えにくくなっていた本質、みたいなものがどうだとばかりに示されている傑作だが、今後観る機会があるかどうか…。DVD化を強く希望します(誰に)。ほぼ終電の時間に解散。I田、T中のリクエストで酒とつまみを買って帰白。私も軽くカクテル的なものを飲みながらだらだら3人でしゃべる。マジカル頭脳パワーは「中谷警部の部屋」というコーナーがおもしろかったとか、千堂あきほは美人とかそんな話。寝る。
24日。起きてI田が「黒人の盗賊キャラを使って宝箱の鍵を開けるゲーム」に没頭するのを眺める。その一方、『団地ともお』の7巻を読む。7巻には好きなエピソードが多いんだよなー、「一発解決なのかともお」「さあ、冒険だなともお」のセンチメンタル2連発はマジ卑怯。なのだが、今回気づいたのは「思い出せないよともお」p.31、「しなや」お食事カードを拾ったときの吉伸のセリフのおもしろさ。ほぼ満タンにたまったスタンプを見たよしのぶは「飽きない味の店なんだろうな。」と呟くのだ。後に実際「しなや」で食べたことのあるケリ子が「超おいしいのよ」というなんの工夫もない言葉を発しているのに比べ、よしのぶの対食い物想像力が豊かであることを示している実にいいセリフ。逆に言うとこの対比はケリ子の「こどもらしさ」を補強するものでもあり、やっぱりケリ子は特別な女の子として描かれているなあと思ったりする。その後I、Tと朝兼昼メシを食い、Tがゾンビゲームやるのを見たりして15時ころ帰宅。