嗚呼打ち鳴らすタンバリン

5日夜はI澤と相対性理論が出るライブイベントに行った。
場所は何度目かの代官山UNIT。ライブでもない限りマジ代官山なんて用がねーぜと思いつつ今年は3、4回行っている。今回のライブに関して「入場は先着順」みたいなアナウンスがあったので若干早め(とは言っても開場時間ちょうどくらい)に現地に着いたら驚くほどの長蛇の列ができてた。なんやかやでフロアにたどりついてドリンクチケット(代官山のドリンクチケットは缶バッジなんだぜ。オッシャレー!)をシャンディガフに変えたあたりで一組目のDOKAKA登場。ひとり多重録音ユニットというよくわからない事前情報しか入れてなかったので、「『渡る世間は鬼ばかり』やりまーす」と言ってパフォーマンスをはじめたのにまずびっくりする。多重録音をその場でやるというスタイルは斬新。曲がだんだん出来上がっていく感じがわかっておもしろかった(ここはもう少し詳しく書いとかないと後で思い出すとき使えないので後日書き足すか表現を改める)。I澤がメタルとかプログレをかじってるような雰囲気を匂わせたのがちょっと意外だった。さて二組目は相対性理論。とりあえずセットリストは

テレ東
ルネサンス
LOVEずっきゅん
地獄先生
おはようオーパーツ
四角革命
シミュレーション心霊現象(と呼ばれているやつ)
さわやか会社員
はじめて聴いた曲(たぶん小学館と呼ばれているやつ)
パラレルワールド

な感じ。とかやっているうちにもう出かける時間なので続きは後で書く。
[12/8追記]
I澤が「テレ東」「地獄先生」と「さわやか会社員」は聴きたいよな的なことを言っていて、自分は毎回心霊現象のアレが聴きたいと思っているなあとか考えてるうちにミッシェルガンエレファントが出てきそうな登場SEでメンバーが現れてテレ東からスタート。UNITで相対性を見るのは2度目(8/26以来)だが、他の場所と比べてメンバー(というかマルエツ)が遠い感じがする。というのは単に自分の位置取りの問題なんだが、人が多すぎて近くまで行けないんである。まえA部と「テレ東」って曲名のまま音源に収録されるのかどうかについて若干議論したことを思い出す。ていうか機材の関係なのかボーカルがはっきりしてるので(8月にもそう思った気がする)、いつもより歌詞に注意して聴いた。ルネサンスは基本言葉遊びソングで、「ルネサンスはいちにの算数、偶数奇数はおともだち」とかいう感じの歌い出しで、「偶数奇数〜」のくだりに「分子と分母は顔見知り(『仲違い』だったかも)」とか「実数虚数はなんとやら(忘れた)」みたいなフレーズが入る。どこかでデカダンスという単語が出てきてなるほどと思った。しかしなんでこんな内容のない歌詞なのになんかいいと思うのか。LOVEずっきゅんの歌詞は古川日出男のたぶん『サウンドトラック』のどこかを想起させる内容、なんだけどどのへんを想起するのかは『サウンドトラック』がどこ行ったかわからないので確認できない。地獄先生は教師に思いを寄せる女子高生の心情を綴ったみたいな内容でわりとストレートなラブソングだと思うんだけどなんで地獄先生というタイトルなのかがさっぱりわからない。ぬーべーも読んでないし。「先生、知りたいことまだあるの。知らないこと知りたいの。教えて、教えて、ねえ先生」的フレーズを繰り返し、卒業してさよならは嫌なの、とかまだ女子高生でいたいの、みたいなことを言って終わる。俺も高校生に戻りたいです。ここで「ドアtoドアでオーパーツからオーパーツへ」とマルエツが言う。ナンセンス。ていうか最近ようやく「OPQR〜」のくだりがUVカットのまくらだったことに気づいた。四角革命は最近多いイントロ超ヘヴィ版。アルバムに入るときどんな風なのか気になるところ。25世紀と22世紀を行ったり来たりする構造で内容はよくわからんが(時空を超えた愛的な?)、「テレビをみながらコーラを飲んでた」ってとこと「時空警察はとっても厳しい」ってとこが好きだ。心霊現象のやつは個人的にいちばん好きな曲。「フジカラーで写す七不思議ふしぎ」というフレーズがせっかくあるのだから、電通マン富士フイルムのCM曲として提案すればいい。もしも僕が電通マンだったならやりますよ。「フジカラーなら霊まできれい。」とマルエツに言わせて、「お正月を写そう。フジカラーで写そう」で締めればいいんだ。と思う。新アルバム収録曲が発表されたときそれっぽいのがなくて残念、と思ったが、2chで誰かが「『ふしぎデカルト』は『シミュレーション心霊現象』」って書き込んでてそれを信じたい気持ちでいっぱいです。ここでMC的にマルエツが「言ってなかったっけ? 『あさっての方向』向いてます」と言ったのは真心ブラザーズへのリスペクトか否か。さわやか会社員の途中で「日々の暮らしに疲れてなーい」という一節が耳に飛び込んできてなんか泣きそうになった。マルエツの歌い方だと「疲れてない?」っていう疑問には聞こえないとこがなんかいい。次の曲は初めて聴いたけどスピリッツがどうこうとか言っていたのでたぶん小学館と呼ばれている曲ではないかと。詞の内容はノアの方舟的なことなのか、大洪水で地球は宇宙から見ると全部青くなっちゃってますみたいなことを言ってた気がする。サビの一部が「いまから3週間、外に出ちゃダメだよベイビー」的なフレーズで、マルエツの「ベイビー」の歌い方に激しく萌えた。最後は例のイントロがめっちゃくちゃかっこいいやつ=パラレルワールド。で、全部。I澤は聴きたい曲が全部聴けたみたいだったのでうらやましかった。また唐突に発売予定「ハイファイ新書」の話をすると、このパラレルワールド、当然アルバムに入るのかと思ってたらそれっぽい曲名がない。個人的には、まあそのうち音源化されてほしいってくらいの温度。ライブでは絶対やるリスト入ってそうだし。個人的にはまつきあゆむとの2マンで聴いた「気になるあの子の頭の中は、普通、普通、わりと普通」っていう歌い出しの曲がバーモント・キッスだったらいいなと思ってる。音源化されてない中で心霊現象のやつとそれの2曲が特に好きなので。という具合に、1月が待ち遠しくなる感じだった。
イベントの最後までいたのであと少し書きたいが、だらだら書きすぎて疲れたのでまた後日。