12/25追記

この日は「週刊新潮」新年特大号の他、以下のものを買った。

大奥 第4巻 (ジェッツコミックス)

大奥 第4巻 (ジェッツコミックス)

やっぱりSF的な作品だ。どこまで行って帰ってくるのか。そもそも帰ってくるつもりがあるのか。といった部分を含め、続きをすぐ読みたくなるという意味の面白さにおいてはいま一番かもしれない。
セメント樽の中の手紙 (角川文庫)

セメント樽の中の手紙 (角川文庫)

佐藤優が「文學界」で言及してたのを思い出して。表題作の超短篇(文庫で6ページ)だけ読んでみたが、かなり完成度高い。ちなみに『蟹工船』は未読。
城のなかの人 (角川文庫)

城のなかの人 (角川文庫)

星作品は中3くらいまでに8割5部方読んだと思うが、この時代小説をあつめた作品集は読みたいと思いつつ手に入れられないでいた。ので実に楽しみ。


星新一の時代小説だと他には新潮文庫に入ってる『殿さまの日』という作品集があって、そのなかの「殿さまの日」「島からの三人」「紙の城」はかなりの傑作。特に「紙の城」はすごかった覚えがある。以前K部氏と「短編小説の個人的ベスト3」を挙げたときに星新一なら「鍵」を入れないヤツは非国民みたいな主張をしたはずだが、そのときは完全に『殿さまの日』収録作品のことを忘れていた。いまなら違うことを言いそう。