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- 作者: マリオ・バルガス=リョサ,田村さと子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2008/01/10
- メディア: ハードカバー
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今週の文春は連載陣がどれもがんばってる。堀井憲一郎の連載は祝祭日数の変遷を振り返りながら日本の戦後を考えるという年に何回かのふけー内容の回だし、先崎学の連載も「将棋指しにとって幸福とは」というテーマを羽生の発言とからめてまじめに語っている。まあ先崎は「一葉の写真」のころから羽生まわりのことを書いた文章が抜群にいいわけだが。一番驚くべきなのは、数ヶ月前までまったく読む価値のなかったクドカンの連載がここ数回妙におもしろいこと。いったい何があったのか。あと、真ん中あたりにあるクレアの宣伝ページを見たんだけど、表紙の広末涼子の服とポーズが興味深すぎる。
そういえば「新潮」(新年号からやたら表紙デザインがスタイリッシュ)は深沢七郎の未発表小説発見というのに惹かれて(とはいえ、深沢七郎は「楢山節考」しか読んでない)買ったのだけどまだ読んでない。康芳夫が『家畜人ヤプー』について語ってるところは読んだ。さすが「電通は俺のマネしてるだけ(大意)」と言った男だけのことはあるハッタリのきいた(ハッタリじゃないのかもしれないが他に適当な褒め言葉を思いつかない)暴露話で、6年振りくらいにヤプーの続きを読んでみようかなと思わされた。