11月3日の日記。
2日から3日に日付が変わるころ、飲みながらの晩メシが軽すぎたのと寒いのとで我慢できなくなり、駅近コンビニでカップヌードルBIG(シーフード)を買い、お湯を入れて白亜へ。リビングには部屋の電気を消してゾンビ討伐ゲームをするTとそれを見守るIがいた。カップヌードルシーフードを食いながら私も暫し眺める。どうも登場人物や出てくるモンスターの造型がいつもと違うな、と思ったら、日曜の夜に買った新しいソフトらしかった。連れの女性キャラがやたらアグレッシブらしいことを知ったり、残虐ゲームにおける人種表現というのはデリケートな問題なのかどうかに思いをめぐらせたりしつつ30分ほど見ていたが、果てしないので寝室に移動して光文社の江戸川乱歩全集から『陰獣』を読みはじめる。大江春泥というペンネームはオシャレすぎるなあ、などと思いつつ30ページほど読んだところで眠くなり、中断して寝ることに。薄れゆく意識の中で、私が寝る決意をしてから30分以内くらいの間にI、Tの順でその日の活動をやめたのを感じる。スピリチュアル。
寒さと便意で目が覚めたのは8時過ぎくらいか。夜中のカップラーメンはやはり自重すべき、と思いながら、せっかく起きたので風呂に入った後映画『人のセックスを笑うな』のDVDを観る。物語の後半において堂本(忍成修吾)がえんちゃん(蒼井優)の実家である看板屋を訪ねてその背中を押す(物理的な意味でなく)シークエンスを眺め、有名な怪談の「雪山」(「世にも奇妙な物語」でもやったらしい)を思い出す。この部分うまく言語化できたら詳細後日。音楽の使い方含め、K谷提唱するところの「空気感系映画」のひとつの到達点だと思った。その後、アメリカについてちょっと勉強しようと思って借りたドラマ『ザ・ホワイトハウス(原題The West Wing)』シーズン1のDVDも見ちゃおうとしたが気分が乗らないので5分くらいでやめた。Potusという表現に接するのは2度目。その後、実は冒頭の2作しか読んでなかったデニス・ジョンソンジーザス・サン』を読む。「ダンダン」という短編はすごいところが多かったので詳細いつか。まとめて読むのはもったいないと思い、「ネイチャージモン」を読みはじめたあたりでI田、T中が起き出してきた。またしてもゾンビゲームに取り組むTとそれを眺めるわれわれ。昼近いのでメシをどこに食いに行くのか、という相談をしながら。
この続きをこそ書こうと思っていたのだが眠くなってきたので続きはいつか。