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- 作者: 森見登美彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/06/01
- メディア: 文庫
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「もうすぐクリスマスだ!わーい!」的な世間の浮かれ具合に乗り切れない自分がいるために、クリスマスを謳歌する数多のカップルに呪詛の言葉を吐きかける、という、まさに駒場時代の白亜荘の住人みたいな語り手が過ごす大学5年生(西のほうでは5回生というようだ)の冬の話。舞台になってる季節は当然12月だし、ところどころに寒さを思わせる記述があったりするのだが、どうしても冬の話を読んでる気がしなかった。それがなんでなのかは、もう一回くらい読んで考えようと思う。