NHK杯選手権、行方尚史七段×久保利明八段戦を見る。オシャレな顔の棋士対決という意味でも注目の一戦。久保のゴキゲン中飛車から、先手・行方が玉を固め、後手・久保が模様を広げる展開で穏やかに進むかと思いきや、久保の▽6九角から激しい展開に。いきなり詰めろや詰めろ逃れの詰めろがかかるような将棋で、ゲンミツには先手行方が少しずつ良かったようではあるがスリリングだった。最後は綺麗な即詰みに討ちとって行方勝ち。指がプルプル震えていたのが印象的であった。