日曜の夜に水村美苗本格小説』を読了して以来、眠さのあまり何も読んでおらず、仕事するかメシ食うか風呂入るか夢見るか、みたいな生活だったが、21日帰りの電車で泡坂妻夫短編集『煙の殺意』収録「煙の殺意」を読んでようやくこっちの世界に戻って来た感があった。

煙の殺意 (創元推理文庫)

煙の殺意 (創元推理文庫)

今のところこの短編集では米澤穂信もイチオシだった「椛山訪雪図」がダントツによい。他人の推奨するものを素直に読んでみるのもいいなと最近思う。