山田正紀『神狩り2』を読了。

神狩り 2 リッパー

神狩り 2 リッパー


山田正紀作品を読むのはこれで2つめ。どちらも、SFとしていちばんおいしいところ(『神狩り』でいえば《古代文字》の解明に関する記述、『神狩り2』でいえば善圀生と邪龍道に関する記述など)をもっと書いてもいいんじゃないか、という感想を一瞬抱かせる。しかしよく考えてみるとそれらは「書くことができない」ものと設定されているわけで、「書くことができない」ものを核にして書いちゃう、というのが、やっぱりすごい。読了するまでは寝るのももどかしいと思うくらい興奮した。まあ寝たけども。