会社帰りに寄った書店にて、佐藤江梨子がでっかく写ってるポスターを発見。何かと思ったら、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』映画化を告知するものだった。それで本谷有希子のことを少し考えた。「群像」に載ってた『腑抜けども〜』やO本に借りた『江利子と絶対』を読んで一番最初に思ったのは、この人はたぶん松本人志的な笑いをこそ究極的な価値あるものと考えているのだろうな、ということだ。この感想は7割の共感と3割の侮蔑から生まれている(まあ、これは2005年夏くらいに抱いた感想で、その後の作品は読んでないんだけど)。原作を読みかえしてから映画を観に行こうかな、と少し思っている。