春日武彦/平山夢明『「狂い」の構造』を読了。
一番印象的な発言は、春日武彦の、「これは、単に俺の思い込みだけなのかもしれないけど、みんなは100万画素なのにさ、例えば人殺したヤツだけは、なんか70万画素になってる感じ。画質が粗くなってる印象がある。(p123-124)」というもの。
新書らしい絶妙の掘り下げ具合/掘り下げてない具合によりさくさく読めておもしろい。しかし、第四章後半の自殺の話、第五章の大部分を占めるカニバリズムの話がけっこうグロいので、食前・食中に読むのはやめといたほうがいい。詳細後日。