週刊ポスト」より「この人を見よ!」を読む。日本共産党の新規党員が増えていて、志位和夫委員長はその背景に『蟹工船』ブームがあると考えている、的な。こういうのを文学の力と呼ぶかどうかは別にしておもしろい話。
週刊現代」からは「嫌煙は権利かファシズムか」という特集を読む。「キムタク、オダギリジョーがこの国を煙まみれにしています」という日本禁煙学会理事長の話がもうなんというか…。「タバコを吸うのがかっこいい」と思ってしまうことが問題だから禁煙教育を早めにしよう、というような論旨だと思うんだが、「そういう(俳優がドラマや映画で喫煙するシーンは格好よく見えるという)意味でわれわれが今、要注意人物としてマークしているのは木村拓哉オダギリジョーの二人」っていう発言読んでふいた。「要注意人物」って。
しかし、キムタクの「カッコよさ」にあこがれてタバコを吸う、というのはなんとなく出発点が間違っているような気がしますね。オダギリジョーはそうでもないけど。この違いがどこから生じるのかはもう少し考えてみてもおもしろいかもしれない。