とりあえずメモを。
・3/10に書こうとしたのは高橋源一郎『大人にはわからない日本文学史』の感想とそれに絡めたあれこれだったのだが下書きしてるうちに寝てしまった。長くなりそうなのでこれは時間の取れる次の機会に。
・3月26日号の「週刊文春」は「仕事のはなし」が津村記久子なのでスクラップ。『八番筋カウンシル』を読み終わったタイミングでもう一回読む。「S-Fマガジン」5月号は「大森望の新SF観光局」で津村記久子の話題。SF好きとしての津村記久子、『ウォッチメン』みたいな小説を書きたいという話など。『ウォッチメン』のコミックをいずれ買うことを決意。あと津村記久子の受賞会見やインタビューを見たSFファンが複数「新井素子かよ!」と言ったとか言わないとかの話はおもしろいと思った。O本から伝え聞いたたけしのリアクションとともに。
・「ユリイカ」の諸星大二郎特集。夏目房之介がなんだかんだでおもしろいことを言っていた気がするのであとで探し出して追記予定。あとこの号に影響されて『西遊妖猿伝』を読みはじめる。さっきモーニングKCDX版の6巻までざっと読み終わった。玄奘と悟空がつかずはなれずで旅をしているところ、近代的自我を持っているかのような孫悟空の造型などが興味深い。もう一回ゆっくり読んでからなにか書くかも。
さそうあきらの『おくりびと』。これが原作だと思って4〜5人の人に「2008年はさそう原作の映画化が多かった。『おくりびと』もそうだよね」みたいな話をしてたけど映画のコミカライズってことは完全に話が逆じゃん! ウソついてごめんねって話をしなければならなくなった。
小田扉『前夜祭』の表題作は恩田陸六番目の小夜子』と同じおもしろさの成分を含んでると思うがうまく抽出できない。
古泉智浩ワイルドナイツ』は「週刊現代」で内澤旬子が取り上げていたのを読み、そういやネットサーフィンしてるとき誰かが絶賛してるの見たなあ的なことを思い出したので買って読んだ。このラストっていうかラストの直前は反則。しかし身近な女性に勧めたらまた人格を否定されそう。
・I鼻が先週末白亜に持ってきた『食キング』、まずいチャンポン屋の経営者(女)が謎の外国人(男)とナイフ投げの修行をしておいしいラーメンをつくれるようになる話と、噺家兼ハンバーグ屋が相撲部屋で力士のマッサージをしていわしハンバーグで大儲けする話の二本立て。まったく意図がわからない。この話を書いたときの土山しげるの頭をかち割って中身を見たい。というか、かち割ってそのままにしてやりたい。というのは比喩。
神尾葉子『まつりスペシャル』は現役女子高生覆面レスラーの日常を描いたラブコメでふつうに良作。ヒロインが好きになる男・諸角が性格最悪ってことになってるのは花より男子と同じか。いまのところ2番手につけてる男子・重松の未来を暗示するような1巻ラストに注目した。
・今週の「週刊文春」「見もの聞きもの 編集部赤マル!」は横浜聡子の『ウルトラミラクルラブストーリー』。この映画はぜったい劇場で観ることに決めてる。この監督のなかにあるテーマは「純文学的なもの」と速水健朗が提唱するところの「ケータイ小説的なもの」に橋を架けるようなものなのではないかと思っていてこれももうちょっと整理したらなにか書く。
・「ユリイカ」のRPG特集はまだあまり読んでない。光文社がひこ・田中「子どもの物語はどこへ行くのか」をはやく書籍化してくれないかと小一時間。

今日はこのへんに。