マシュー・ヴォーン監督『キック・アス』シネセゾン渋谷にて(2010年アメリカ・イギリス)

立ち見が出るほどの人の入り。すげー人気。映画館が爆笑に包まれる場面も多々あった。個人的にはフランクが口にする"Fuck you very much."というセリフをいつか真似したい。
導入部にある「連続殺人鬼と一緒で妄想だけじゃ満足できなくなったんだ」という主人公?デイヴによるナレーションで村崎百郎の本をなんとなく思い出したりする。キック・アスの存在感が薄くなってくる中盤から後半にかけての物語のねじれかたといい、これは砂糖衣に包まれた何かではないのか、と思わせる部分が多々ある。井口昇監督『片腕マシンガール』との比較で何かを考えたい。