加納朋子ななつのこ』(創元推理文庫)をなぜいまさらの読了。連作短編中、ベストは「一枚の写真」。作中作『空の青』も私の好きな「子どもたちの夏休み」系だし、前半を貫く「(蜂蜜の中に閉じ込められた)あぶく」のイメージも美しい。私のなかの乙女が萌え死にました。もっと早く読むんだった。