イタロ・カルヴィーノ『不在の騎士』を読む。

不在の騎士 (河出文庫)

不在の騎士 (河出文庫)

読みはじめてからわずか5ページにして、視点人物アジルールフォが「なぜなら、わたくしは存在しないからでございます、陛下」というめっちゃ重要そうなセリフを口にする。それを読んだ私は「5ページ目にして、もう既にいねえのかよ!」と文庫本につっこみを入れ、しばらく爆笑しました。わたくしはほんとうにしあわせな生活をしているなあ、と思います。みなさんありがとう。