週刊文春」より「ホリイのずんずん調査」を読む。今週はドラマ『セクシーボイスアンドロボ』について。実は私もテレビでない某機器を使用して毎回見ているので、1話、2話が高レベルなおもしろさであったという話には非常に共感。そのおもしろさが「暴力と死」の満ちあふれた「都市」を描いていることに端を発するものであり、3話以降5話まで、「暴力と死」が遠ざけられ排除されてしまったためテンションが落ちた、という分析には非常に納得。
そんな中、今週放映の6話では「殺し屋」が出てくるなど揺り戻しが感じられたが、堀井憲一郎はどう思っただろうか。私個人としては、「殺し屋」が出てくるという点で1話と比較されてしまうのは不可避であり、1話と比較するとややぬるい、と感じた。しかし、「家族」に関するセリフは結構いいのが多かった。特に「バラバラだった人間が/偶然出逢って/家族になれるんですね」「どんな家族だってそうじゃない?」「あ、そうか/そうですね」というやりとりはなかなかよかった、と思う。