週刊現代」より「物は語る」を読む。テーマは「辞書」。『新明解国語辞典』でおなじみ三省堂の編集者(加賀山悟氏、吉村三恵子氏)がインタビューされている。50代と思われる加賀山悟氏の発言が素敵すぎる。「…自分は今『ギザ』という強調表現の接頭語が一般化するかどうか注目しています」「…辞書もさまざまなものが出版されるようになりました。なかには全11巻の10巻で『ふ』までしか行き着かず、残りを1巻で済ませてしまった、計画性のない辞書もあります(笑)。…」などなど。
特に「計画性のない辞書」っていいな。「私は計画性のない辞書だった」とかの書き出しで、円城塔の短篇テーマにどう?