南博『黒鍵と白鍵のあいだに』を読了。

白鍵と黒鍵の間に―ピアニスト・エレジー銀座編

白鍵と黒鍵の間に―ピアニスト・エレジー銀座編

単行本が出たときに評判がよかったので買ったんだけど積みすぎて埋もれていたのを掘り出して読了。
時系列があまりにも入り乱れているし、「その話どうなったの?」的な話があまりにも多いんだけど、それを補ってあまりある体験の面白さがある。銀座の高級クラブで「ゴッドファーザー〜愛のテーマ」を(やくざの親分的な存在のリクエストで)何度も弾かされるエピソードとか、すごくよい。今は文庫版があるっぽいです。