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昨日、工事の人が来たとき、部屋の惨状をごまかすべくいろんなブツを一ヶ所にまとめたのだが、当然のごとく、その後もっとひどい状態になった。このままでは寝る場所がない、というわけで日曜の夜、というかもう月曜なのにまだごちゃごちゃやっている。そんな折、非常に気が滅入る事実に気がついた。ある一角に積み上げてある本が、次のようなラインナップだったのだ。
- 作者: 速水敏彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/02/17
- メディア: 新書
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低度情報化社会 Ultra Low-level Information Society
- 作者: コモエスタ坂本
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/10/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: 仲正昌樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/10/20
- メディア: 新書
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- 作者: ハリー・G・フランクファート,山形浩生
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/01/11
- メディア: 単行本
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いや、それぞれの本がいいとか悪いとかということではないんだけど、こういう本ばっかり買ってる自分自身について、なんというか、「どうにかして他人をバカにしてやろう」という意図が透けて見える気がしますよね。まさに自分こそが「他人を見下す若者」、とは、『他人を見下す若者たち』を買った多くの人が思ったことだろうけど。でも、いまさらだけど、あの帯の文言は、やっぱりずるい。どこで出てくるのかな、と思いながら読んでいったら、
ノンフィクション作家の吉岡忍氏は新聞に「『自分以外はバカ』の時代」という小論を寄せている(「朝日新聞」二〇〇三年七月九日夕刊)。
だもんなあ。まあ結局、吉岡忍はすごいんだ、という話になって終わる。