きょう日記書くよ!


ポストから。まず深田グラビアを眺める。私がデブになりつつある一方深田は痩せたので、私が深田に勝てる要素がなくなった。ひとつもなくなった。などと思う。あと「20代の早婚」という記事を読んで水嶋ヒロのプロフィール(スイスからの帰国子女、高校サッカーで全国ベスト4、KO卒)を知ってマジですげえと思った。こんなすげえ奴がやぐちひとりでイナゴの佃煮入りおにぎりを食わされていたなんて…。ちなみに水嶋はルックス的にアラシのMJから若干きもい感じを取り去った感じのイケメンだと思うがこういうことを書いているとMJファンに殺られそう。あとおもしろかったのは「定額給付金フーゾク」の話。「12000円ポッキリプラン」で集客アップに成功したというイメクラに勤務する、あるイメクラ嬢の体験談。女教師のコスプレをして「定額給付金をフーゾクに使うなんて最低!(大意)」と罵ってほしいという屈折した客がいたとかいう。この客は賢いか賢くないか。知るか。
文學界」は三好達治賞発表から。受賞詩集から抜粋された3編を読む。主にひらがなで書かれた「古い町」「おかわり」が死んだ父あるいは父の死をめぐるわりとストレートに感傷的な作品であるのに対し、漢字仮名まじりの散文詩「故園黄昏」が幼時における祖母との交流を幻想的なイメージに昇華させた作品であるのがおもしろい。「故園黄昏」はカルヴィーノの『見えない都市』の「都市と死者 2:アデルマ」の本歌取りではないかと思ったりした。私はあまり詩を読まないが、これまで読んだ散文詩の中では萩原朔太郎の「死なない蛸」がいちばん好きで、このへんからもう一度詩について考えてみるのもアリかと思った。それで高橋源一郎の『大人にはわからない〜』を思い出したが本が見つからないのでまた今度。あと濱野智史という人のエセーを読んだ。自分が働いてるIT企業に「やる夫」に(なんとルックス的に)似たバイトが入ってきたという話。この人は『思想地図 vol.2』にボルへスとの類似から話をはじめてベケットからの引用で締めるニコニコ動画論を書いてる人で興味深い書き手だと思う。去年出た『アーキテクチャの生態系』という本はすごく重要な本らしいが難しそうなのでまだ買っていない。それと「文學界図書館」から『八番筋カウンシル』評を読んだ。導入は五十代女性と六十歳前後の男性が『ポトスライム〜』を批判してるのを聞いて筆者が反感を覚えたって話。「世間の津村評価が低すぎる」とM氏が嘆くのも無理はないのかも。そういえば講談社がやっている若手批評家発掘&育成プロジェクトでゼロアカ道場というのがあり、その最終選考に残っている坂上秋成という人物が第5関門の自著プレゼン&口頭試問で「派遣の問題を書けば芥川賞が取れるような、現在の純文学の閉塞した状況に対する反発がある」的発言を複数回してたのを思い出し、『ポトス〜』はその見かけ上の主題のせいで逆に純文学愛好家による純文学批判の槍玉にあげられてしまっているのでは、などと思った。あまりにも政治的な話すぎてイヤになる。あ、個人的には坂上氏が書こうとしてる本には興味があります。出版されたら買うと思う。あと円城塔の短編が載ってるのを見てそういや円城塔ラノベ書いてるって話をネットで読んだなという記憶がよみがえってきた。明日につづく。