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カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』(ハヤカワepi文庫)読了。これもまた見送るということをめぐる物語と言えるか。詳細後日。

O本が白亜に寄付?した加藤元浩『Q.E.D.』をまとめて再読している。これほんとコンスタントにレベルが高い。短編としてのラストの切れ味がすごい。

『マイケル・サンデルが誘う「日本の白熱教室」へようこそ』を読む。千葉大の小林正弥教授による「序に代えて」にはこの単行本の元になった「SAPIO」連載の成り立ちや、氏がこの連載に協力するに至った経緯なんかが書かれていてかなり面白い。詳細後日。

「文学界」より高橋源一郎×糸井重里の対談を読む。pp.235-236の「小説が何を作っているのかというと、そのいちばん大きなものは、エピソードだと思うんです。小説の中にあるエピソードがさながら自分のもののように感じられる。あの日、自分も同じものを見た…

「ユリイカ」3月号

貴志祐介特集より町田康との対談を読む。貴志祐介は昔『黒い家』を読んだくらいなのでなぜこの組み合わせなのかまったくわからなかったが、『黒い家』映画化時にマーチダ先生が役者として出てたりとかの関係はあったらしい。貴志の「自分には絶対書けないも…

「新潮」4月号より西村賢太+町田康「逆人徳者の宴」を読む。冒頭で西村賢太がガムを噛みながら対談にやってきたというところに(爆)。あと、対談中に出てきた貴志祐介と町田康の対談は意図がよくわからないが興味ある。「ユリイカ」も読むか。谷崎由依の『オ…

マーガレット・アトウッド著/畔柳和代訳『オリクスとクレイク』

3月6日読了。「予告された読書会」課題図書。期日までに読み終えたメンバーがいなかったため会は延期となったが、これは怪我の功名かもしれない。ある細部が非常に美しくジョージ・オーウェル『1984年』と対応していることがわかったので、次回の会合では…

南博『黒鍵と白鍵のあいだに』を読了。白鍵と黒鍵の間に―ピアニスト・エレジー銀座編作者: 南博出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/05メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 36回この商品を含むブログ (37件) を見る単行本が出たときに評判がよかったので買…

絲山秋子『ばかもの』を読了。ばかもの (新潮文庫)作者: 絲山秋子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/09/29メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 29回この商品を含むブログ (28件) を見るK谷がtwitter上で絶賛していたので文庫版を買って読む。 新年に実家で…

アン・タイラー『結婚のアマチュア』を読了。結婚のアマチュア (文春文庫)作者: アンタイラー,Anne Tyler,中野恵津子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/05/10メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 170回この商品を含むブログ (26件) を見る読書会新年会の…

最近読んだ漫画つながりでいくと「ガラスの仮面」45巻はアガる展開。「紅天女」試演に向けて稽古が佳境に入っていくわけだが、今回これまでとは違って、姫川亜弓にも実人生上の試練が与えられることになる。北島マヤとの差が詰まってくる予感。姫川母とのや…

4巻完結といえば先週読みはじめた「70億の針」もそうだった。1巻を読んだときこれは大当たりかもしれないと思ったが、「進化の調停者」というキャラクターが出てきたあたりから残念な感じに。ヘッドホンガールの萌えポイントがわかったことがほぼ唯一の収…

そういえば『シグルイ』と『珍遊記2』が完結した。『シグルイ』はラストでいきなりメッセージ性の強い方向に振れたように感じたが、思い返してみれば最初からその含みはあったのかも。時間をつくってまとめて再読したい。ちなみに15巻の使える単語は「仕上…

ミランダ・ジュライ『いちばんここに似合う人』を読みはじめる。半分くらいまできたけどいまのところ冒頭の2編がすごい。「共同パティオ」は一度読んでるような気がするんだけどラストでうっかり泣いた。『夜露死苦現代詩』に共通する問題意識も感じられる…

ここ半年くらい「週刊ポスト」の「美人女医 秘密のカルテ」に登場してる女医さんの写真だけを見て年齢を当てる訓練をして、最近は7〜8割当たるようになってきていたのだが、今週秘密カルテを見たら年齢の項目がなくなっていて肩透かしを食う。

他部署の後輩に仕事を頼んだメールのついでに雑談したらなぜか最近サリンジャーを読んでるみたいな話になり、触発されて『翻訳夜話2 サリンジャー戦記』を読み返す。ブレット・イーストン・エリスに関して言及している部分になんか納得したので詳細後日。

「文學界」10月号より李相日監督のインタビューを読み、映画『悪人』を観たい気分になる。なんとなれば、原作の中で特に印象に残っている部分として、祐一についてヘルス嬢の美保視点で描写してる部分を挙げていたから。「そのポテトサラダも旨かよ」近辺が…

いまさらながら「新潮」6月号より赤染晶子「乙女の密告」を読了。

2006年末か2007年初くらいに買ったGLAYのTAKUROによるエッセイ『胸懐』(幻冬社文庫)を読了。i澤とふらっと入った書店で発見し、「どんな幸せも、永遠には続かない。/でも、だからこそ、僕は今この幸せを抱きしめる。/永遠なんてない。けれど、その一瞬は、…

「群像」から舞城王太郎「ほにゃららサラダ」および創作合評(綿矢りさ「勝手にふるえてろ」について)を読む。「ほにゃらら〜」は読み味がなんとなく「新潮」で角田光代が連載してる「空に梯子」と似てる、あといっこ文芸誌の連載で区別つかないやつあるんだ…

湊かなえ『告白』を読了。

桐野夏生『東京島』を文庫で読了。

「BRUTUS」よりブルボン先生のページ。いくらなんでもオバカミーコの評価が高すぎるように感じるが、私の目が節穴なだけかもしれない。

「新潮」5月号より中森明夫「アナーキー・イン・ザ・JP」を読了。『星新一』と並行して読んでいたのだが、共通する人名がいくつか出てきて興味深かった。詳細後日。

最相葉月『星新一』(新潮文庫)を読了。詳細後日。

『ザ・シネマハスラー』をざっくり読了。映画評はおおかたPodcastで聴いていたので、ああそんな話してたなーというくらいの感じだった(ちなみに取りあげられている50本中私がなんらかのかたちで観たものは18本)が、巻末に収録の構成作家古川耕による宇多丸イ…

そういや今週末『1Q84』BOOK3が発売になるんだな。遠い先のことかと思っていたが意外と早かった。

「週刊ポスト」読み。国友やすゆき先生の「×一」が超展開すぎるなど。

「新潮」「群像」「文學界」の4月号すべてにユヤタンによるサリンジャー追悼文が掲載されている。なかでは野間宏『暗い絵』を論じている?文章のなかで唐突に(でもないか)サリンジャーを追悼しはじめる「群像」がリアルな感じ。

「週刊文春」読み。『家族の勝手でしょ!』を忘れないようにメモ。